ZeeMの最新活用事例のご紹介+情報交換会 クレオユーザー会・学校分科会 学校法人における業務効率化2023
ZeeMの最新活用事例のご紹介+情報交換会
2023年9月28日(木) 14:00〜17:20(会場:オンライン[zoom])

2023/10/04
ユーザー会事務局

クレオユーザー会・学校分科会学校法人における業務効率化2023
ZeeMの最新活用事例のご紹介+情報交換会

開催目的

本分科会は「ZeeMの活用」をテーマに、ユーザーにヒアリングした活用実例からクラウドサービス(HR-Tech)との連携事例を紹介しました。
第2部の情報交換会は予めテーマを設定し、各校が直面する課題や取り組み状況から業務効率化や課題解決に向けたヒントを得ていただく事を目的に実施しました。

開催概要

●開催日時 
2023年9月28日(木) 14:00~17:20
●開催形式 
オンライン形式(Zoomミーティング)
●対象   
ZeeM人事給与 学校法人版 ご利用ユーザー

●アジェンダ
第1部:
ZeeMの最新活用事例のご紹介

・所得税業務の電子化対応事例
・予算策定の効率化事例
・基礎調査のレポート効率化事例
・クラウドサービス(HR-Tech)と連携した年調や労務管理の効率化事例

第2部:
情報交換会「他校はどうしてる?人事・労務の運用方法」

[テーマ]
1)システム連携について
2)勤怠管理について

●申込数 
セミナーの内容とアンケート結果から、参加者のご感想をまとめました。


トピック

第1部

ZeeMユーザー6校にヒアリングした実例を元に、ZeeMの最新活用事例をご紹介しました。
まず、ZeeMを活用した効率化の事例を、営業統括部よりご紹介しました。


実現前と実現後の効率化について対比しながら、実現までのトピックス、成功要因や課題解決のポイントをお伝えしました。また、各校の運用状況をよく知るカスタマーサービス部から、導入経緯の詳細についてSE視点の解説も行いました。

内容を一部ご紹介

  • 予算策定の効率化事例
  • ・従来は手作業と電卓を利用して人件費の予算を作成
  • ・実現するために、オンサイトサポートを活用
  • ・効率化をはかるため、業務全体の見直しも実施
  • 所得税業務の電子化対応事例
  • ・AccessとExcelを駆使して実施していため、属人化の懸念があった
  • ・システム化の予算はマイナンバー管理とあわせて対応することで確保
  • ・管理方法を使い慣れた製品からZeeMに変更することによる弊害もあった
  • 基礎調査のレポート効率化事例
  • ・かねてより基礎調査作成業務の属人化が課題として挙がっていた
  • ・オンサイトサポートを活用し、基礎調査出力専用の任意検索定義と設定資料を作成。
    任意検索と資料を活用して、属人化を解消

次に、HR-Techを活用した年末調整業務や労務管理の効率化事例を、営業統括部よりご紹介しました。


まず、昨今のHR-Tech市場(労務/採用/求人/育成/エンゲージメント他)の動向とトレンドを解説しました。次にHR-Techを利用している学校から、導入の決め手や効果、予算申請プロセス、導入時に克服しなければならなかった難点についても詳しくお伝えしました。また、カスタマーサポート部を交えて、ZeeMとの連携で注意すべきポイントをSE視点とユーザー視点から解説しました。


内容を一部ご紹介

効率化を実施した業務のご紹介
【対象業務】
年末調整・雇用契約管理・マイナンバー管理・通勤費管理

  • ・システム拡張時の考え方と確認ポイント
  • ・導入効果と選定時の決め手
  • ・導入時の懸念事項や課題
  • ・通勤費管理の効率化

第2部

第1部終了後、参加者同士による情報交換会を行いました。予め設けたテーマに対して参加者全員でディスカッションをしました。


テーマ①「システム連携」では、教学系システムからHR-Techまで含めて、導入検討中の学校から導入済みの学校へ、質疑応答が活発に行われました。また、導入済みの学校同士で、各々が採用したサービスの違いについても意見を交わしあう場面もありました。

テーマ②「教員の勤怠管理」では、各学校の問題点が共通していることがわかりました。その中で、教員の打刻について、打刻率が高い学校に対して、運用開始から定着までの過程に興味が集まりました。他校の運用方法や状況を把握しながら、人事担当同士の有意義なコミュニケーションが行われていました。

ご参考までにテーマごとに上がった話題を一部、ご紹介します。

テーマ1

  • ・勤怠管理に利用しているシステムについて(利用製品名とZeeMとの連携について)
  • ・連携の詳細(csv連携、アドオン開発、連携実施タイミング)
  • ・ZeeMとの連携範囲(勤怠、教務、会計、図書館管理など)
  • ・ZeeMと連携したいシステムと実現方法について(図書館管理・専任教員の業績など)
  • ・HR-Techの導入状況(導入済みか、検討中か、検討中の製品)
  • ・HR-Techの利用効果(導入後の部内・他部署の反応)
  • ・導入検討校から導入済校へ質問(導入時の注意点など)
  • ・通勤費管理について(利用システムや運用について)

など

テーマ2

  • ・各校の勤怠管理の状況と運用
  • ・勤怠管理の対象範囲について(職員、専任教員、非常勤教員など)
  • ・打刻について(運用開始時の学内、他部署への説明、展開について)
  • ・専任教員の打刻率が高い学校の運用(運用定着までのプロセス)
  • ・打刻の実現方法(打刻のタイミング、打刻装置の利用)
  • ・教員の時間管理と時間外の支給について
  • ・2重単価の管理(従事する職務で単価が変わる職制の人の勤怠管理)
  • ・専門型裁量労働制/裁量労働制の適用について
  • ・2024年4月施行:医師の働き方改革への対応(医科系大学)

など

参加者の声(参加者アンケートより)

■第1部、第2部それぞれの評価について

  • 事例紹介(第1部)の評価

  • 情報交換会(第2部)の評価

参加者コメント(一部抜粋)

第1部(有効と感じた理由)

  • ・他大学の具体事例がとても有効だった。
  • ・知らない活用方法があり、参考になった。
  • ・他校事例が沢山あって良かった。
  • ・HR-Techの導入を予定している中で、既に導入済みの学校の情報を得られたことがとても有効でした。
  • ・HR-Techの話が具体的でとても参考になった。
  • ・導入検討中のHR-Tech製品の利用状況について聞けた。
  • ・現在、機能改修を検討中でしたので、改修までの流れがよくわかった点が非常にタメになりました。

第2部(有効と感じた理由)

  • ・詳細な意見交換ができたこと。
  • ・他法人の取組や課題を確認する事で、本学での参考になるため。
  • ・勤怠管理について、他校も同じような課題を持たれているようで、大変参考になりました。
  • ・他校との情報共有と課題認識などが改めてできたため。
  • ・他校のシステム利用状況がわかった。
  • ・実際の担当者による、生の意見が聞けたため。

ご意見

  • ・事例紹介は実操作をもう少し詳しく紹介をしていただけると、もっとよかったと思います。
  • ・分科会に一緒に参加された法人の方と随時情報交換をしたいと思っても、オンラインだと名刺交換をしないので、連絡先を交換できる仕組みがあると良いです。

■今後、分科会で
取り扱ってほしいテーマ

  • ・大学特有の労務管理と対策
  • ・女性活躍
  • ・ワークライフバランス
  • ・教員評価
  • ・人事制度全般
  • ・差し迫る医師の働き方改革について
  • ・医科大学が抱える問題やその解決について
  • ・HR-Tech連携
  • ・育休の分割取得、看護・介護休暇の時間取得などへの対応
  • ・任意検索(調査業務編)

■今後、情報交換会で
取り扱ってほしいテーマ

  • ・旅費精算、ペーパーレス等
  • ・医師の働き方改革に関して
  • ・HR-Tech連携

■開催形式について


オンライン開催のみでよい

  • ・遠隔からでも参加しやすいから
  • ・ハイブリッド開催だと、リアルとオンラインの差が出てしまうため
  • ・移動がないので、拘束時間が短くて済むため

ハイブリッド(リアル+オンライン)開催がよい

  • ・直接、他校のご担当者様と話してみたい気持ちが半分、オンラインが良いと思うのが半分です
  • ・なるべくリアルで参加したいため
  • ・テーマによる
  • ・対面での情報交換も重要だと考えております。参加できるかどうかは日程によるのでなんとも言えませんが、極力、伺いたいと思っています。
  • ・対面の方が情報交換しやすいので

おわりに

クレオユーザー会・学校分科会へのお申し込みとご参加、誠にありがとうございました。
また、第1部の事例紹介に関する取材へご協力いただいた学校法人の皆様にも、心より感謝申し上げます。

今回の分科会では「ZeeMの活用」をテーマに事例のご紹介と情報交換会を実施しました。
特に意見交換会では、HR-Tech導入と勤怠管理に関する情報交換が活発に行われたことがとても印象的でした。業務効率化や課題解決に向けたヒントになっていれば幸いです。

今後も皆様にとって、有益な情報が得られる場を提供できるよう分科会の企画を進めて参ります。

今後ともどうぞ、よろしくお願い申し上げます。

クレオユーザー会・事務局