クレオ、会計ソリューション「ZeeM 会計」の
固定資産オプションの単体販売を開始
~IFRS 対応で複雑化する 固定資産管理の業務負荷軽減と、減価償却費の最適化を支援~

株式会社クレオ
2011年2月16日

株式会社クレオ(本社:東京都港区 代表取締役社長:土屋淳一 以下クレオ)は、法人向け会計ソリューション「ZeeM(ジーム) 会計」の『固定資産オプション』(以下、固定資産オプション)を再パッケージ化し単体販売を開始いたします。『固定資産オプション』は、IFRS対応で複雑化する固定資産管理の業務負荷軽減と減価償却費の最適化を支援する経理業務ソリューションで、企業のパフォーマンス向上を企業財務の面からサポートする環境を整備します。

IFRS対応で複雑化する固定資産管理業務の業務負荷低減と減価償却費の最適化が急務

厳しい経営環境が続く中、企業は、選択と集中を一層進めており、全ての業務で効率化と高付加価値化が求められています。一方、2009年6月に金融庁より「我が国における国際会計基準の取り扱いについて(中間報告)」が公表され、我が国の企業がIFRSを直接適用(「アドプション」)するまでのロードマップが明らかにされると共に、財務会計基準機構(ASBJ)を中心に、我が国の会計基準をIFRSと同等のものにするコンバージェンスも進められています。2010年4月以降始まる事業年度より、IFRSコンバージェンス対応のひとつである資産除去債務が適用され、「資産除去債務の負債計上」「除去費用の資産計上」などの会計処理・開示への対応が求められています。さらに、IFRS対応によりB/Sが重視されるようになることで、固定資産投資も一層戦略的に検討していく必要があります。
しかし、財務経理部門の実務現場に目を向けると、①資産除去債務の適用で求められる「資産除去債務の負債計上」「除去費用の資産計上」の処理・開示を適切に行いたいが、会計用・財務用など二重の台帳を作成・維持しなければならず業務負荷が増大する、②現行の会計業務基盤では、1つの台帳しか作成できず、新しく必要となる台帳はExcelなどで別管理せざるを得ない、③投資戦略上、今後の固定資産減価償却費の推移を把握したいが、設備投資の判断や取得/リースの判断、また除去時期の判断など、膨大な固定資産の償却シミュレーションが複雑で、現状分析や計画立案に膨大な手間と時間がかかる、④人材やシステムへの投資は可能な限り抑えたいが、会計システムは連携する他システムへの影響範囲が広く、制度変更のたびにコストがかさんでしまう、というように固定資産管理に課題を抱える企業が少なくなく、IFRS対応で複雑化する固定資産管理業務の業務負荷低減と減価償却費の最適化が急務となっています。

固定資産管理の業務負荷軽減と、減価償却費の最適化を支援する『固定資産オプション』

『固定資産オプション』は、IFRS対応で複雑化する固定資産管理の効率化と減価償却費の最適化を支援する経理業務ソリューションです。複数台帳の一括管理や除去債務仕訳の自動作成により、IFRS対応で新たに増加する固定資産管理業務を効率化するとともに、減価償却費などのシミュレーションにより、各種計画立案や意思決定の迅速化を支援。企業のパフォーマンス向上を企業財務の面からサポートする環境を整備します。『固定資産オプション』の主な導入効果と特長は、以下のとおりです。

『固定資産オプション』の主な導入効果
● 複数台帳の一括管理や除去債務仕訳の自動作成により、IFRS導入の影響が大きい固定資産管理の業務負荷を軽減。
● 減価償却費などのシミュレーションにより、各種計画立案や意思決定を迅速化。
● テーブルレイアウト・連携フォーマットの公開により、柔軟に既存システムと連携。既存システムを無駄にせず、IT投資を最適化。
● 実績のあるパッケージベンダーによる保守対応で、今後継続的な対応が必要となる法令改正/制度改正も安心。
● 会計システムをリプレースすることなく、固定資産管理の業務負荷に対応。

『固定資産オプション』の主な特長
● 煩雑になりがちな台帳の作成・維持の手間を軽減する複数台帳管理機能
● 各種仕訳の自動作成など増大する業務負荷を軽減する除去債務財務諸表開示(仕訳連携)機能
● 設備投資の判断や取得/リースの判断、除去時期の判断など様々な意思決定の迅速化を支援する減価償却費のシミュレーション機能
● 他システムと柔軟な連携とシステムの運用・開発コストの削減を可能にするテーブルレイアウト・連携フォーマット公開

販売について

『固定資産オプション』の単体販売は、本日より開始いたします。ライセンス価格は、150万円からとなります。

クレオは、今後も人事給与・会計などの基幹系ソリューションから運用系ソリューションまで、業務の効率化と高付加価値化を実現し、企業の新たな価値創造を支援するトータルICT ソリューションを提供してまいります。

<参考資料>

機能構成図

画面ショット

● 複数台帳管理機能

会計・税務台帳以外に、3種類の台帳を追加して管理できます。台帳名は自由に登録できるほか、台帳間のデータコピー機能があります。

● 資産除去債務

データ登録時に、固定資産データに紐付けして登録、または資産除去データ単独で登録できます。資産関係帳票の出力時は、固定資産と紐付けた資産除去債務を表示、または固定資産・資産除去債務でそれぞれ表示できます。

ZeeM について  https://www.zeem.jp/

クレオは、人事給与パッケージ・会計パッケージをはじめとした企業の基幹業務を支える総合的なソリューションにより、お客様が直面する課題を共に解決し、17年に渡って信頼と実績を築いて参りました。ZeeM(ジーム)は、その過程で培った業務に関する実績とノウハウを反映し、人事給与・会計などの基幹系業務ソフトウェアからアウトソーシングまで、お客様のプロフェッショナルな業務を支援するトータルソリューションです。クレオの人事給与システムと会計システムは、「継続利用意向 第一位」のご評価をいただいています(実査委託先:Yahoo!リサーチ)。

株式会社クレオについて  https://www.creo.co.jp/

クレオは、官公庁や企業向けにシステムを構築するシステムインテグレーション事業、人事給与・会計業務ソリューションをはじめとした法人向けプロダクトを提供するZeeM事業、 「筆まめ」などのコンシューマ向けパソコンパッケージソフトの開発・販売を行うコンシューマ事業、キャリアを問わず最適なモバイルコンテンツソリューションを提供するモバイル事業を中心に事業展開しています。

※「ZeeM」は、株式会社クレオの登録商標です。
※その他記載されている会社名、システム名、製品名は一般に各社の商標、又は登録商標です。

関連リンク

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